ホットフラッシュで汗が出たりほてったりする原因

ホットフラッシュで汗が出たりほてったりする原因

ホットフラッシュと呼ばれるほてりは、更年期障害で生じる症状の中でも一番多いものです。

ホットフラッシュの症状は、主に顔・上半身でのぼせや紅潮、過剰な発汗、寝汗、頻拍、ゆびのうずきなどがあるというものです。

程度は個人差がありますが、一般的には急に始まり、とても強烈で、異常を感じるほどの症状、発汗というのが特徴です。

発熱はしていないのに熱っぽく感じる人が多いです。また、ほてりを感じる部位は顔や頭の人が一番多いですが、胸、心臓付近、首の後ろに感じる人もいます。

ほてりの持続時間は「約30秒~10分/1回」と言われ、平均持続時間は4分となっています。ひどい人では30分も続くこともあります。

発生頻度も個人差が大きく、軽い人では2~3回/1週間、重症の人では数時間または数分ごとに感じる人もいると言われています。

ほてりが生じる原因の一つはエストロゲンの減少

このような症状のほてりが生じる原因は、正確には解明されていませんが、エストロゲン減少、卵胞刺激ホルモン分泌の増加、などが仮説としてあげられています。

女性ホルモンであるエストロゲンが減少すると、体温調節をコントロールしている脳の視床下部が体温変化をキャッチするため、血流増加命令を出して体温を上げ、発汗により冷却させるという流れになる、と考えられています。

卵胞刺激ホルモン分泌増加は、エストロゲンなどの女性ホルモン分泌が減ることによって、それを正常化させるために起こる現象です。

更年期には卵巣機能が低下し、エストロゲンなどの女性ホルモンの分泌量もなかなか増やすことが難しくなります。よって、卵胞刺激ホルモン分泌はどんどん増え、若い頃と比べると更年期には10~100倍にもその分泌量が増えます。

これがホットフラッシュの症状を起こすと考えられています。

他にも、エストロゲン減少と血中カルシウム濃度上昇、カルシトニン遺伝子関連ペプチドの過剰分泌に深い関係があり、ホットフラッシュに結びついているとも言われています。

ほてり対策と生活習慣の改善には共通事項が多い

ほてり対策では、自宅でできるものでアルコールや辛い食べ物、カフェインなどの刺激物を避ける、肥満を避ける、禁煙、ストレスを溜めない、などがあげられます。

特に喫煙は発症確率をあげることが分かっていて、副流煙もそのきっかけとなりやすいです。肥満の人は体温が高く、やはりホットフラッシュを発症しやすいです。

発症した時の緩和方法では、涼しいところへの移動、リラックス、冷たい水でのどを潤す、ストレスを感じたら軽い運動をする、などがあります。また、重症の場合には病院でのホルモン補充療法もあります。